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今週の顔

第632回 2013年7月29日 松山英樹選手



ゴルフカナダ・オープンで16位に入り、男子ゴルフの28日付世界ランキングで33位と自己最高位を更新した松山英樹選手を鑑定します。
石川遼選手が世界ランキング158位と不調の中、日本のトッププロとして頼もしい活躍を見せる松山選手。彼の存在を知ったのは、『週刊ゴルフダイジェスト』(ゴルフダイジェスト社)の取材でした。「男女御三家 ほんとうの実力」というテーマで、依頼をいただいた直後、「気になるのはやっぱり石川選手。あんなにいい顔で『将来も間違いない』と思っていたのに、どんどん顔つきが悪くなって。」でも、「最近悪いとはいえ、『将来性や世界で活躍できるのは?』で石川選手を選ぼう」と思って、松山選手のお顔を見てみたら、今も土台(ポテンシャル)も良くて驚き、どちらも松山を選びました。
コメントの掲載は6月11日発売号だったのですが、取材に答えたのは5月30日。その3日後の6月2日には、今期ツアー2勝目を獲得(ダイヤモンドカップゴルフ)。さらに6月中旬の全米オープンでは10位に入りました。
松山選手の何がいいのか? 第1に挙げられるのが、ガッシリとエラが張った四角い顔にほど良く肉が乗った輪郭です。これはゴルファーに最適の顔。エラが張った人ほど体力もあれば、運動能力も高く、精神的にも強い傾向があります。
骨格がしっかりしているだけでなく、鼻や顎の肉付きがいいので瞬発力と持久力(スタミナ)の両方が高いのです。
目も力のあるいい目をしていて、気のエネルギーが凄くあるのがわかります。細く切れ上がっていて精神的にも強いです。
口は締まりがあって横長の気持ちの引き締まった男の口。口角が上がりながらもしっかり結ばれていて闘志が溢れています。人中(鼻と口の間)のミゾがくっきりしていて根性もあるし、精神的にも肉体的にも若く、まだ荒々しさが残っている分、伸び代が大きいです。
現在もいいし、ポテンシャルも女子の宮里藍さん以上で、日本のプロゴルファーでナンバーワンです。本当に楽しみです。しかし、顔は変化するもの。あんなによかった石川選手の顔が変わって調子が悪くなったことを考えると、今後の活躍が100%保証できるわけではありません。常に自分の顔をチェックして、内省しながら成長していってほしいと思います。

第631回 2013年7月22日 川島海荷さん


似顔絵:uko
ドラマ『ぴんとこな』(TBS)でヒロイン千葉あやめを演じる川島海荷さんを鑑定します。
ずいぶん顔の印象が変わりました。ドラマを見て、最初、誰だかわからなかったほどです。カルピスウォーターのCMに出ていた時は、意志的な“南方系のナチュラルガール”という印象だったのですが、ドラマでは“癒し系のほんわか少女”に見えました。若かった頃の乙葉さんに石原さとみさんの雰囲気を足したような、女性的で朗らかな顔になりました。極端に表現すると、以前は野性的で男性的な顔だったのです。
過去の写真と比較してみると、なんと言っても髪型の影響が大きいです。以前は、数年カットせずに伸びた髪をただ分けただけのような髪型で、髪量も多いことから重い印象がありました。額を出しているので眉が全開で、あまり整えていない太くて(荒くて)濃い眉とともなって、自然児の雰囲気になっていたのです。
濃い眉の人は、意志が強く実行力があります。それが、前髪で見えなくなったことで強さ(剛の部分)を感じさせなくなりました。これは単に眉が見えないというだけでなく、目も強く前を見据えた意志的な目から柔らかい目に変化しました。また、前髪を目の上で揃えたことで大きな目がより印象的になり、可愛らしさがアップしました。
笑顔も上の歯がよく見えるようになってよくなりましたね。以前は下の歯が見えた苦笑いのような笑顔や、上下の歯の隙間が見えた子供の笑顔だったのが、上の歯はたくさん見えて下の歯が見えない理想的な笑顔になりました。口の形も曲線的でとても女性的ないい笑顔をしています。これは、口を真横に開くような笑顔から、斜め上に開くような笑顔に変わったでしょう。
この人は骨格的に頬と顎がかなり出ていて、以前はゴツゴツしたイメージがあったのですが、頬から顎にかけて肉がついてアゴのラインが丸くなってことでずいぶん女性らしいフェイスラインになりました。これは穏やかな性格に変化したことを表します。ただ、自分を犠牲にしてまで他人のことを優先させてしまうので、周りの人に振り回されてしまうかもしれません。

第630回 2013年7月8日 玉森裕太さん


似顔絵室551
7月18日から放送されるドラマ『ぴんとこな』(TBS)に主演する「Kis-My-Ft2」の玉森裕太さんを鑑定します。
テレビ情報誌の表紙をいい感じの若手俳優が飾っていたので一瞬「誰だろう?この好青年は?」と思ったら、玉森さんでした。『ぴんとこな』では、中山優馬(NYC)を抑えての主演ということで、期待の高さがわかりますね。
顔のつくりはほとんど変わっていないのに「誰だろう?」と私が思ってしまうくらい変わっていた玉森さんのお顔。どこが変わったのか?と2年前の写真と比較してみると「目」だとわかりました。2年前は「カッコつけてる」のか、威圧的な目だったのです。それが、とても穏やかな目に見えました。改めて比較すると、やっぱり眼差しが柔らかくなっていました。更に形も変化していて「ツリ目」から「タレ目」に目の角度が変化していたのです!これにはさすがにビックリしました。そして、「人間の顔は気持ちで変化する」のだと改めて実感した次第です。
よく見ると目だけでなく眉の角度もいくぶん平行に近くなりました。2年前は超上がり眉だったのが、今は上がり眉です(笑)2年前はよほど眉間を寄せる表情をしていたのでしょう。今はムダな力が全く入っていない、ニュートラルないい表情をしています。
目の角度と眉の角度が下がったということは、協調性がアップしたということ。「我が我が」という意識から、グループのメンバーやドラマの共演者との「チームワークを大切に」という意識に変わったからだと思われます。
また、眉と目の間隔が広がったことで、パーツの配置が2年前は内型から平均型に近づき、より整った顔になって、バランスがよくなりました。
中のページを見ると髪を上げて額を出していて、より顔の表情がわかったのですが、眉と目が穏やかになったことで広い額が醸し出す、知的さ、聡明さがより強調されていました。
大人っぽくなった玉森さんの活躍が楽しみです!

第629回 2013年7月1日 能年玲奈さん



NHK連続テレビ小説『あまちゃん』主演の能年玲奈さんを鑑定します。
朝ドラっぽくない面白ドラマで視聴率もよくて話題になってますね〜!ストーリーも後半に突入して、能年さん演じるヒロイン・アキらがアイドルグループ「GMT47」として奮闘する物語に。「GMT47」のメンバーには、他に「埼玉県出身・入間しおり役の松岡茉優、佐賀県出身・遠藤真奈役の大野いと、徳島県出身・宮下アユミ役の山下リオ、沖縄県出身・喜屋武エレン役の蔵下穂波、宮城県出身・小野寺薫子役の優希美青、ブラジル出身・ベロニカ役の斎藤アリーナ」ということで、2007年(6年前!)に鑑定した山下リオさんもようやく脚光を浴びてきました。
さて、能年玲奈さんのお顔ですが、最初に拝見した時は、ちょっと前の北乃きいさんに似ていて、モデルの田中美保さんがバリバリ活躍していた頃に少し似ていると思いました。「両者のいいとこ取りというよりも、両者の平均顔になって個性がなくなった」印象でした。今回、改めて能年さんのお顔をじっくりと観てみたのですが、最初の印象・感覚どおりとなりました。
北乃きいさんと比較すると、北乃さんが少しエラが張っているのに対し、能年さんのほうが卵形に近い。パーツの配置は2人とも平均型。卵形の輪郭も、平均型のパーツ配置も、「整っている」「バランスがいい」「クセがない」という印象になるので、能年さんのほうがよりこの度合いが高くなるわけです。また、目は北乃さんのほうが「タニシ型」でより個性があり、それがないぶん、輪郭、配置も含めて、「整ってるけど無個性」な印象を受けたことがわかりました。
能年さんの鼻は北乃さんの鼻よりも大きいです。でも、鼻が目立って顔の中で主張しているわけではなく、そのことで大人の顔としては「バランスがいい」となっています。逆に北乃さんは鼻がより目立たないことで、目の可愛さが強調されて、目の個性が出ていたのでしょう。
次に田中美保さんとの比較です。輪郭、配置、各パーツとどれも似ているのですが、特徴として似ているのは、口を結んだ時に口角の部分が凹んでキュッと上がったような口です。この顔相は、天性の愛され口です。ただ、この口はアヒル口にもなりやすく、田中美保さんはそれをトレードマークにしていましたが、能年さんはそれをしません。そのぶん、無個性に見えますが、そのぶん、「整っている」「バランスがいい」「クセがない」となっているのです。配置も2人とも平均型ながら、田中さんは少し下寄りで子供っぽく、アヒル口とも相まってキュートな印象が強くなっています。
2人(北乃きいさん、田中美保さん)の顔と比較することで、「整ってるけど無個性」な印象であることがわかりましたが、「クセがない」ぶん、CMでは大変重宝される顔です。過去にカルピスウォーター第11代CMキャラクターを務めていますが、これからCMの仕事が殺到するはずです!「GMT47」として、大みそかの「NHK紅白歌合戦」に出場するでしょうし!

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